知られざる、カナダの世界遺産
■知られざる、カナダの世界遺産
世界遺産は日本では、文化遺産として11カ所、自然遺産として3カ所登録されていますね。
世界遺産としてふさわしい、歴史的建造物や自然は後世に残したい大切なものです。カナダにもいくつかの世界遺産があります。
カナダの世界遺産は、文化遺産として6カ所、自然遺産として8カ所登録されています。
数は日本が14カ所、カナダは12カ所とあまり差がありませんね。一番の差は、日本が文化遺産が多いのに対して、カナダは自然遺産が多いことです。日本は歴史のある国でそれゆえに多くの歴史的建造物が今も残っています。
その建造物が文化遺産として価値があるのです。
一方、カナダは移民の国で歴史も日本のように長くはありません。しかし手つかずの雄大な自然が今も尚、残っています。それゆえに自然遺産が8カ所もあるのですね。
州ごとにみますと、アルバータ州が4カ所と一番多いです。
「州立恐竜自然公園」「ウッド・バッファロー国立公園」「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」「ヘッドースマッシュトーイン・バッファロー・ジャンプ」と自然遺産が3カ所、文化遺産が一カ所あります。
カナディアンロッキー
ケベック州では2カ所、
「ケベック歴史地区」「ミグアシャ自然公園」。
オンタリオ州は「リドー運河」の一カ所のみです。
ニューファンドランド・ラブラドール州では「ランス・オ・メドー国定史跡」「グラス・モーン国立公園」の2カ所で、ノベスコシア州は「ルーネンバーグ旧市街」の1カ所です。
ノースウエスト州は「ナハ二国立公園」そしてアルバータ州と共有している「ウッド・バッファロー国立公園」です。
ブリティッシュ・コロンビア州は「スカン・グアイ」そして同じくアルバータ州と共有している「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」です。
ユーコン準州には「クルアニ国立公園」「アラスカ・カナダ国境地帯の山岳公園群」の2カ所です。このように意外と多くの知られざる世界遺産をもつカナダ。
一度は世界遺産を観に、カナダを訪れたいですね。
【関連サイト】 世界遺産なるほど地図帳 ※世界遺産の基本情報(地図と歴史)