ノートルダム大聖堂の歴史と秘話
■ノートルダム大聖堂の歴史と秘話
モントリオールはオールド・ポート(旧港)をはじめ、ヨーロッパの街並が未だに残る素敵な都市です。
その中で観光でも有名なのが、ノートルダム大聖堂です。モントリオールを旅行した方でしたら、多くの人が訪れたことがあるでしょう。
1829年に建設されたノートルダム大聖堂は、ネオ・ゴシック様式でとても重厚感のある造りです。正面のコバルトブルーのライトと、黄金の祭壇、そして美しいステンドガラスの色の融合はまさに美しく、圧倒されます。
また7000本のパイプを使った世界最大級のパイプオルガンがあるのも有名ですね。年間を通して、定期コンサートも開かれています。
ノートルダム大聖堂の名をもっと有名にさせた出来事がありました。それはケベック州出身の世界的な歌手、「セリーヌ・ディオン」が結婚式を挙げたことです。
ケベック州出身の彼女がまだ世界に進出していなかった頃は母国カナダで、フランス語で美しい歌を歌っていました。
彼女の人気は「タイタニック」のテーマソングになったことをきっかけに世界的な人気として成功を治めましたね。そんな彼女と彼女がタイタニックでの成功をおさめるきっかけとなったパートナーと挙げた結婚式。
彼女が愛する母国カナダで、彼女の育ったケベック州で、結婚式を挙げたニュースは地元の人を喜ばせてくれました。
それ以後、ノートルダム大聖堂を紹介する場面では必ずといっていいほど、セリーヌ・ディオンが結婚式を挙げた場所として併せて紹介されるようになったのです。
またノートルダム大聖堂で結婚式を挙げたいというカップルも増えたのも言うまでもありませんね。
あの結婚式から何年も経った今でさえ、結婚式の予約は5年先までいっぱいと言われています。「5年先の愛を誓える人がいるのであれば、今、予約してください」なんて冗談も言いながら、ガイドをする地元の人もいます。