カナダの学校教育(制度)について
■カナダの学校教育(制度)について
学校教育は国が変われば、様々な違いがあります。
日本とカナダの学校教育もいくつかの違いがあります。日本では小学校、中学校までが義務教育で教育費が無料ですね。
公立学校では、小学校はもちろんのこと中学、高校までカナダ国民は教育費が無料です。カナダ政府は国民一人当たり、世界で一番多額の教育費を充てているのです。それゆえ、平等に教育を受ける権利が与えられています。
そのおかげか、カナダは教育水準も高く、地域や学校であまり格差がないと言われています。カナダ国民の約95%の子供が公立学校に通い、残りの約5%は教育費を払い、キリスト教系などの私立学校へ通っています。
日本の義務教育にはありませんが、カナダではいわゆる「飛び級」という制度があります。
詳しくいうと、成績の優れた生徒を対象とした特別進級制度のことです。小学校の3年生から5年生へというように、学年を飛ばして進級することが可能なのです。日本は4月に新学期が始まり、3月に終了という独自の学期制ですよね。
4月から3月の間を学校によって3学期、2学期に区分して一年を通して学習します。カナダでは9月に始まり、6月に終わる2学期制です。そのため、6月に終了してから9月の新学年のスタートまで長い夏休みがあります。
子供たちはサマーキャンプや地域の活動などに参加し、学校外でものびのびと活躍しています。またIT先進国でもあるカナダは、小学校のうちからインターネットを取り入れた授業を積極的に行っているのも特徴です。
日本でも今では小学校のうちからパソコンを授業の中で取り入れるようになりましたよね。
このように大きな視点から観ても、カナダと日本には大きな学校教育の違いがあります。どちらが優れているというのではなく、それぞれ良さがあり、欠点もあります。国が変われば、いろいろな違いがあるものですね。
【関連サイト】 カナダの教育制度 ※カナダ教育連盟の初等・中等教育 高等教育、教育制度の説明等。
【関連サイト】 脳を活かす勉強法 ※脳科学者:茂木健一郎の勉強法、書籍。